北イタリアのシェフ伝授:ニョッキの簡単レシピ
イタリア料理といえば、やはりピザとパスタですよね。
そのほかの主食系といったらリゾット、ポレンタ、パスタの一種にはなるけどラザニア、ラヴィオリといったところでしょうか。
今回のテーマ「ニョッキ」もパスタの一種ですが、日本ではあまり食べられていないように感じます。田舎で生まれ育った私の父はニョッキの存在を知らないようだし、私もニョッキを初めて食べたのはイタリアでした。単にニョッキといっても、色々な種類のニョッキが存在します。主な材料がジャガイモだったり、カボチャだったり、小麦粉だったり。コアラのマーチやソラマメに似たものから、ガチャポンのカプセルのように丸くて大きいもの、1センチ厚の大判焼きにそっくりなものまである。
今回は、イタリアでシェフをしている義弟に伝授してもらったジャガイモを主に使ったニョッキの簡単レシピをご紹介します。できたてを食べるとフワフワ、モチモチで、まるでお餅のよう。多めに作って、すぐに食べない分は冷凍保存。定番のトマトソースやペストに絡めるほか、豊富なパルミジャーノ・レッジャーノとバターで贅沢に召し上がれ。
ニョッキの簡単レシピ
【4人分+冷凍分】
500g ジャガイモ(粉質系:男爵など)
*皮なしの重さ。
125g 小麦粉(薄力粉でも強力粉でも)
1個 卵黄
適量 ナツメグ
適量 塩
適量 小麦粉(くっつかないようにするため)
【作り方】
1.ジャガイモを皮ごと茹でる、またはオーブンのスチームモードで中に火が通るまで(ジャガイモの大きさによって約10~30分)。
2.ジャガイモの皮をむく。
3.ジャガイモを潰す。
*より滑らかに仕上がるカップタイプのマッシャーがオススメ
*3から6までは、くっつかないように小麦粉を台に定期的にまぶしながら
4.ジャガイモ、卵黄、塩、ナツメグ、小麦粉を一緒に混ぜてこねる。
5.4を何等分かして、粘土で約1.5㎝の太さの縄を作るような感覚で長くこねる。
6.一口サイズ(約2cm)に切る。
7.四角になったニョッキに小麦粉をまぶして、すべての面に小麦粉がついて、ニョッキ同士がくっつかないように。
8.当日か明日に使う分以外は冷凍庫へ。
9.沸騰した湯に入れて、浮き上がってきたら出来上がり。
お好みで下記のようなソースにからめて、その上にパルミジャーノ・レッジャーノをたくさーんのせて召し上がれ!